【ブランディング基礎】ブランド戦略とは商売の全てに関わっている。

実際、ブランディングって何ができるの?何をするの?マーケティングとなにが違う?ってな具合で何となくは解ってるし、やった方が良いのは理解してるけど・・・。
っていうのが世間一般の理解ですよね。
そんな、解るようで判らないブランディングもビジネス(商売)自体の全体像を理解することで、どんな役割をはたすモノか理解できます。
ブランド戦略は4つのパート(局面)で把握する。
実際にビジネスと言われるもの=商売やったりサービス提供と思ってもらって大丈夫。
その商売の流れを解体していくと下の図(図1)のようになります。
この図、何となく理解できます?
商品開発して広告選定で戦略練って事前マーケティングで市場調査して目標と行動計画を立てる。
さらに、売れるように商品調整してセールスで売り込みして購入に至ると・・・
そして購入に至った経緯をマーケティングでデータを獲って商品価値にズレが出ないようにマネジメントしてさらに目標と行動計画を更新(ブラッシュアップ)していく。
で、これをブランディング(戦略)目線で関わりを見ていくと下の図(図2)のようになります。
ブランドデザイン・ブランディング・ブランドマネジメントの3つのプロセス(過程)で役割を持ってると言えます。
そして『ブランディング』が持つ本来の意味と役割を理解するブランドストラテジー(基礎知識)の4つのプロセス(過程)を正しく行うことでブランディング(=戦略)を有効的に活用できるようになるわけです。
全てのプロセス(過程)を理解して行動するからブランディングも100%に近い効果を発揮できます。
全体を把握せずに一部分だけ取り上げて行動しても当然、効果は見込めないですよね。
では、それぞれのプロセス(過程)をもう少し詳しく説明してみましょうか。
ブランドストラテジーとは
この記事が正にそう。
ブランディングの一般的な誤解(=上手くいかない理由)を解いて、本来のブランディング(ブランド戦略)を理解するプロセスです。
なので、ブランドを作り上げる為の基礎知識の部分になります。
大概のブランディングコンサルタントはこの局面の存在すらしらないのが現状です。
基本とか概要(概念)を知らずにどうやってブランディングっていうかお客様にモノを伝えるコトができるんでしょうねぇ?
言葉に出来ないけど感覚的に理解している天才的なブランディング屋さんが居てるのも事実です。
アタシはそんな天才にはなれん!です。
ブランドデザインとは
ブランディングの肝の部分。
ポジショニング戦略を駆使して自社商品(サービス)の現状を客観視しして、これから市場でどのポジションを獲っていくか、どの価値を高めていくのかを決めていきます。
※ここで初めてマーケティング(市場調査)の出番です。市場に対して行動してその結果を分析して生かしていく。マーケティングにも各局面が存在します。
いわゆる、商品開発の部分です。
商品(サービス)のポジショニングが決まれば、おのずと『強味』とか『USP』なんか決まってきます。
なので、ポジショニング戦略をしっかりやってれば変な肩書なんて必要なくなるんですよ。
大事なのは、商品(サービス)ありきってコト。
その商品(サービス)と市場ニーズを客観的かつ冷静に判断するコト。
しかし、この客観的ってのがムズカシイ。まぁ、自分のコトを客観視するなんて普通は無理です。
だから、コンサルタントって商売が成り立つ。ご馳走様です!
このポジショニング戦略の知識と技術がないのに商品開発しようとするから「しっくりこない」とか、時間がたってから「なんか違う」ってなるのよね。
だって、それは商品(サービス)や根拠がない、他人に付けられた仮面みたいな肩書だからですよ。
そんなコトは今すぐ、ヤメテくれ!!!
ブランディングとは
商品開発(ブランドデザイン)の時に決めた狙っていくポジションを獲り販売者側(売り手)の意図と消費者側の商品に対する印象と行動を同調させるために『何をするか』『何をしないか』を決めていく場面です。
ややこしいんで、簡単に言うとこの場面で作戦を考えるんですね。
どんな広告媒体を使うのか?
どんなデザインにするか?
どのSNSを利用するのか?
どのタイミングで広告するのか?
どうやって運用していくのか?
予算は?
などなど決めていくコトは山積みです。
ここでやっと商品(サービス)を知ってもらう為のマーケティングが始まるの!
フェイスブックとかライン@、Twitterでよく見かける『集客コンサルタント』なる人たちはマーケティングの人。
このマーケティングの人たちは目的を伝えて行動してもらうコトのプロやから目的を考える(決める)プロじゃないってコト。市場のコトは知識が豊富だからアドバイスは有効やけどアドバイスは・・・。
そして、その目的を伝えて行動してもらうコトのプロを誰にするかを決めれるのは全体を把握してる人ですよねぇ。
ブランドマネジメントとは
時間が経過した時にきちんと販売者側の意図が伝わっているか?メディア選定は間違ってないか?デザインは?言葉使いは?などなど随時修正していくコト。
ここにも、当然客観視が重要になってきます。
このブランドマネジメントの局面は正直にいうと時間がかかる作業です。
キャッチコピー一発で販売者側の意図が浸透するのはほとんどの場合、不可能です。
ココは人と人のコミュニケーションと同じ。
出会ったばっかりの人のコトは信用しないでしょ?
それを信用⇒信頼に換えていくのがマネジメントの醍醐味。
まとめ
ブランディングの全体と役割を理解できたのではないでしょうか?
商売をうまく軌道にのせる為には全体を把握して『今、自分は何の目的のためにどのパートを実行しているのか』を知るコトがスゴく大事になってきます。
ブランディングの各パートだけを取り上げて「あ~でもない」「こ~でもない」ってやるくらいなら、一度立ち止まって考える時間を持つのも大事なコトやとおもいます。
今、あなたはあなたの商売の全体の把握ができてますか?
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